ホームページを見てくれた人の内、実際に売上に直結するのはごく一部。たった4%の有料会員が支えるドロップボックスの例を紹介
Date: | 2016.07.06 |
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Update: | 2023.05.28 |
ドロップボックスとは書類や写真などのファイルをクラウド上に保存・共有できるサービスです。
弊社でもドロップボックスを使用しておりますが、会社のデスクトップPC、外出時のノートPC・スマートフォンなどから素早く同じファイルにアクセスできるので非常に重宝しています。
また、社内でのファイルの共有も今までは社内ネットワークなどで行っておりましたがドロップボックスを使用することによってシステム障害などのトラブルに対するコストがかからないというメリットもあります。
ドロップボックスの設立は2007年でわずか2人で始まったサービスだったが2012年時点で社員の数は200名になりました。
ユーザーも2015年で5000万人を超え、最大級のクラウドサービスだといえます。
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有料会員の数はたった4%
ドロップボックスは2GB まで無料で使用でき、それ以上使用するためには有料会員が必要です。
2GBという容量に対してあなたはどのような印象をうけたでしょうか?
一昔前ならば十分だと言えるでしょうが、最近ではスマートフォンなどの普及や画像や動画などを扱う人の増加、また2GBだと日常的に使用していればいつかはいっぱいになってしまうことになります。
したがってユーザーがしっかりとこのサービスを無料であれ便利だと思って使用してくれれば、一定の割合で有料会員を確保できるということになります。
ドロップボックスは全て有料会員費で運営されておりますが、その会員数はなんとたったの4%です。
後追いでサービスを開始したドロップボックス
現在ではたくさんの人に使用されているドロップボックスですが、サービス開始時から考えると驚くべき成長といえます。
Webサービスは価格.comや食べログなどを見てもわかるように、サービスをいち早く始めることが非常に重要です。
しかし、ドロップボックスはサービス開始時で既に競合他社がたくさんありこの分野はもう既に他人がなわばりをはっているという状況でした。
当時のドロップボックスの事業計画のプレゼンにたいして投資家は「無数にある競合他社よりも多少マシ」程度の評価だったと言います。
仮にサービスが同業他社と比較して優れていたとしてもわざわざサービスを乗り換えるというのはユーザーとして考えられないことからもわかるように、ドロップボックスはサービス開始と同時に崖っぷちに立たされていたといえるでしょう。
どのようにしてユーザーを増やしたのか?
ドロップボックスが他社よりも優れていた点がある。
それはユーザーにどのようにしてサービスを利用すれば便利に使えるか、ということを教育する方法にあります。
まずドロップボックスを使用してもらう施策として、2GBまでのフリーミアム方式を採用している。
これは全く目新しいものではないが、注目したいのは一度会員登録をしてくれた人に対する継続性への教育です。
Webサービスというのは提供している側にとっては他社よりも優れている自信があってもそれがなかなかユーザーい伝わりにくいという側面が有ります。
なのでその点についてしっかりとした理解をしてもらう必要があるのです。
- 多様なデバイスで使用可能
- 建築設計での使用例
- 音楽制作での使用例
- 災害対策としての使用例
使い方を理解してもらうために上記のようなコンテンツに力を注いでいます。
また、ドロップボックスの感想をSNSなどに投稿すれば容量が増えるという仕組みもあります。
これは単に共有してもらい知名度を増やすというだけでなく、ドロップボックスについて何かを書くという行為がドロップボックスについての教育になっているという点でおもしろいですよね。
サービスも優れていた
上述の様なマーケティング手法でドロップボックスは成長してきたわけですが、もちろん技術力においても非常に優れていたことはいうまでもありません。
ゾゾタウンの例でも詳しく書きましたが、Webサービスを成功させるためにはユーザーにとってためになるコンテンツを作ることが一番重要です。
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