ホームページを制作会社依頼する時の注意点と選び方
ホームページを作ることができる会社は優良Webによれば
- Web制作会社
- 広告代理店
- Webマーケティング会社
- デザイン事務所
- 印刷会社
- ブランディング会社
- フリーランス(Webデザイナー・エンジニア)
- システム開発会社
といったようにいくつかありますが、これまで下請けとして700以上のホームページを作ってきた上杉が、独断と偏見でホームページ制作会社の選び方について紹介します!
目次(読みたい所をクリック!!)
選んではいけない会社
選んではいけないホームページ制作会社、それはずばり印刷系に強いデザイン会社です
理由①印刷とWebではデザインの考え方が違う
印刷会社はパンフレットやチラシなどの紙媒体のデザインを得意としていますが、Webデザインとは根本的に違う点が多々あります。
例えば、
✅ 色の指定方法の違い:紙とWebでは色の表現方法(CMYKとRGB)が異なり、印刷向けのデザインがそのままWebで使えないことも。
✅ フォントサイズやレイアウトの違い:印刷は固定サイズですが、Webでは画面サイズによってレイアウトが変わるため、適切な設計が必要です。
印刷会社がこの違いを理解せずにWebデザインを作成すると、「見た目はきれいだけど、使いにくいサイト」になりがちです。
理由②レスポンシブデザインの考慮不足
Webサイトは、PC・スマホ・タブレットなど異なるデバイスでも最適な表示になるように設計する必要があります(これを「レスポンシブデザイン」と言います)。
しかし、印刷会社が作るデザインは「PC版のデザインはあるけど、スマホ版ではどう表示されるか考慮されていない」ことが多いです。これでは、スマホで見たときにレイアウトが崩れたり、操作しづらくなったりしてしまいます。
理由③メンテナンス性・セキュリティの問題
ホームページは作って終わりではなく、運用や更新が必要です。特に、セキュリティ対策や最新の技術に対応するためのメンテナンスが欠かせません。
しかし、印刷会社はWebのシステムやコードに詳しくないため、サイトの更新がしにくく、セキュリティ面でもリスクが高くなる可能性があります。

紙のデザインのついでにやっている場合は要注意ですね
ただし、印刷系とセットで依頼できるのはメリットでもあるので信頼できる会社であれば全く問題はないと思います

他の会社はどう?
広告代理店
メリット
✅ ホームページ単体ではなく、広告や集客戦略とセットで提案できる
✅ 広告運用まで一貫して対応できるので、集客目的なら有利
✅ 企業ブランディングの視点を入れた制作ができる
デメリット
❌ 制作自体は外部委託が多く、デザインや機能の自由度が低い場合がある
❌ 広告が主体のため、集客しないと活用しづらいサイトになることも
Webマーケティング会社
メリット
✅ SEO・SNS・広告など集客を意識したホームページを作れる
✅ 制作後の運用やコンテンツ戦略までサポート可能
✅ コンバージョン率を重視した設計が得意
デメリット
❌ デザインやブランディングに弱い傾向がある
❌ 初期費用は安めでも、運用費用が継続的にかかることが多い
デザイン事務所
メリット
✅ 独自性のある洗練されたデザインのサイトを作れる
✅ ブランドイメージを重視したクリエイティブなホームページに強い
✅ 紙媒体やロゴなどのデザインもまとめて依頼できる
デメリット
❌ SEOやマーケティング施策が弱いことが多い
❌ システム開発や複雑な機能には対応できない場合がある
ブランディング会社
メリット
✅ 企業のブランド戦略を考慮したホームページを作れる
✅ ロゴ・コンセプト・ビジュアルなど統一感を持たせられる
✅ 高級感や独自性のあるデザインが得意
デメリット
❌ 制作費が高額になりやすい
❌ マーケティング施策や集客にはあまり強くないことが多い
フリーランス(Webデザイナー・エンジニア)
メリット
✅ 費用が比較的安い(個人に依頼するため中間マージンが少ない)
✅ 直接やりとりできるので柔軟な対応が可能
✅ 小規模事業者向けのサイト制作に慣れている人も多い
デメリット
❌ 対応範囲が狭く、デザイン・開発・SEOを一人で対応できない場合がある
❌ 制作後のサポートが不安定(フリーランスが廃業すると依頼しにくくなる)
システム開発会社
メリット
✅ ECサイトや会員制サイトなど、複雑なシステムを組み込んだサイトに強い
✅ 高機能なWebアプリや業務システムと連携したサイトが作れる
デメリット
❌ デザインやブランディングには弱いことが多い
❌ シンプルなコーポレートサイトを作るにはオーバースペックになりがち
デザインにこだわると高くなりがち?

確かにデザインに拘る場合、お客様が求めているデザインを明確にするために何度かの手直しが必要になってくるのでその分の見積もりは高くなってしまいますね
また、修正回数に制限がある場合などもありますが、これはデザインに強みがある会社ほど制限はないような気がします
なぜなら、デザインに強みがあるからこそお客様に納得してもらえるデザインを作る力があるからです