地道にコンテンツを作り網羅的に情報を発信するホームページとして成功した価格ドットコム
Webサイトを作った、ユーザーにとって便利なのは間違いない、でも人が来ない。
Webサイトを運営していく中で永遠に付き合うことになるのがどのようにして集客するか、ということでしょう。
弊社でもこれまで多数のWebサイトの制作に携わって来ましたが、完璧な集客ができているWebサイトはほとんどありません。
それもそのはず、Webサイトの運営体系は千差万別、商品によって購入するユーザー層も変化しますし、また、Googleの検索エンジン次第でめまぐるしく集客方法は変化していきます。
集客の方法は基本的に「SEO」「アフィリエイト」「リスティング広告」の3つが挙げられます。
これらは基礎集客と呼ばれることもあります。
最近ではこれに加えて「SNS」の活用も集客の大きな鍵となっています。
この中でも特に重要なのが検索エンジンからの集客で、その他の集客方法は必要が無い場合もありますが検索エンジン最適化というのはWebサイトにとって99%必要になってきます。
検索エンジンでの集客が成功している例として「価格.com」を例にSEOについて詳しくみていきましょう。
目次(読みたい所をクリック!!)
価格.comの集客方法
価格.comは1997年創業のさまざまなジャンルの値段や特徴、評判について「価格情報」「商品情報」「口コミ情報」の視点から比較できるサイトです。
Webサイトの仕組みは非常にシンプルで、さまざまな小売店で販売されている製品の値段をまとめて比較するWebサイトです。
比較した後は値段やクチコミなどからユーザーが頼みたいと思った店舗に送客します。
売れるキーワードを選定してWebサイトを制作
価格.comの強さはなんといっても検索エンジンの強さです。
キーワードは軸となるものとそれに付随するキーワードとを対にして考えることが非常に重要うです。
例えば、「ホームページ」というキーワードがあった場合に、そのキーワードを検索した人が自分でホームページ制作をしたいのか、ホームページ制作を依頼したいのか、はたまた何かのホームページを探しているのか、ということを縛るものが軸に付随するキーワードとなります。
単純に軸のワードでの集客を狙うよりも、付随するキーワードとあわせて考えることがSEOでの集客を成功させる鍵となるでしょう。
集客に成功しているサイトが集客に成功する
前回クックパッドの例で「アクセスが集まればサイトとして成功するわけではない」と書いたが、実際集客ができていれば集客がうまくいくことは揺るぎない事実です。
価格.comは当初は広告の収益が売上の大半でしたが、現在は価格.comに掲載したいという店舗からクリック毎に課金してもらうという方式へ変わっている。
これはある程度の集客があるからこその転換で、アクセスがないサイトにわざわざ広告をだそうとする店舗はないだろう。
つまり、アクセス数というものをエサに価格.comは強い立場で広告を掲載したい店舗との交渉を行なうことができるのである。
ある意味にているWebサイトとしての付加価値
こうして考えてみると価格.comはまとめサイトと構造が似ているといえます。
その製品のレビューや価格情報自体は検索することで無数に情報はでてきます。
しかし、インターネットではそれらの情報が有益かどうか見極めることが大事で、価格.comは検索エンジンで得られる情報に付加価値を与えて私達ユーザーに提供してくれていると考えることができます。
検索エンジンだけじゃない集客方法
検索エンジンでの集客が成功している例として価格.comを挙げましたが、このノウハウが通用しないモノもあります。
それは例えばオリジナルの商品を販売している場合や、新規Webサービスを開拓したい場合、既存のWebサイトが強すぎて検索エンジンからの集客はどうも太刀打ち出来ない場合などが挙げられます。
その場合はどうすればよいか?
コンテンツの充実に力を入れる方法、SNSでの口コミを活用する方法、などがありますが、それらは次回にしたいと思います。