ガセアンケート記事が読売新聞に掲載?PR TIMESを利用した被リンクSEOハックの仕組みについて
PR TIMESでプレスリリースを配信することで大手新聞社を含め多くのサイトに記事が転載されます。
これによりプレスリリースの配信元は多くの被リンクやサイテーションを獲得できる可能性があります。
最近のSEOではドメイン偏重の傾向があるため、この手法は上位表示をするためにかなり有効な手段のようです。
11月28日Twitterにて折りたたみスマホを持つ人の割合が40%!という記事が読売新聞のWebサイトで公開されていることが話題となりました。
その他にも円グラフの合計が100%を超えているなどとんでもないアンケート結果になっていました笑
読売新聞という大企業がなぜこのようなデタラメ記事を公開しているのでしょうか?
目次(読みたい所をクリック!!)
読売新聞のサイトで公開された仕組み
このアンケート記事はPR TIMESという企業がプレスリリースを発信することができるサイトからの転載でした。
PR TIMESでプレスリリースを打つことで下記の仕組みで他のサイトにもされます。
参考
- PR TIMES公式サイト上にプレスリリースが公開される
- 指定したメディア(=メディアリストとして選択したメディア)にプレスリリースがメール・FAXを通じて配信される
- プレスリリースの内容に応じて、PR TIMESが提携しているパートナーメディア20媒体以上にプレスリリースがそのまま掲載される
デタラメ記事を公開してなんの意味がある?
PR TIMESは無料でプレスリリースを配信できるサイトではありません。
では、なぜこのようなデタラメ記事を作ったのでしょうか?
それはSEO対策においてドメインパワーが重要であることが関係しています。
ドメインパワーは他のサイトからの被リンクやサイテーション(言及)によって上がります。
したがって、PR TIMESに掲載されることで他のドメインパワーが強いサイトからの被リンクを獲得できるのでSEO対策に効果があるというわけです。
PR TIMESを利用した被リンク対策というのはちょっと前から話題になっており、PR TIMESからの転載でdofollowで被リンクを獲得できるサイトのリストというのも出回ったりしています
まとめ
この件からやはり最近のSEOでは企業ドメインなどのドメインパワーが強いサイトが評価される傾向にあることがわかると思います。
Googleはユーザー第一のコンテンツを作ることが一番のSEO対策であると言いますが、実際はGoogleはコンテンツの中身を大して評価していないということですね。
Googleが壊れた!?
様々な検索結果を見ていてもこのようなことを言われてもしょうがないのが現状だと思います。