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中古ドメインは有効?クレジットカード系のアフィリエイトサイトにおけるの活用事例

Date: 2023.08.20
Update: 2024.01.05

執筆・監修

上杉 洋 Hiroshi Uesugi

1991年生まれ。 株式会社ステップバイワーク代表。 2013年に株式会社n.uを設立。 2015年にStep by workとして独立。 2021年株式会社ステップバイワークとして法人化。 HP制作/SEO対策/コンテンツ制作/動画制作/YouTube運用/写真撮/WordPressを全て一人でやります。

クレジットカード系のアフィリエイトサイトはその還元率の高さから群雄割拠の時代となっており、多くのアフィリエイターがSEO対策に多大な労力を割いてしのぎを削っています。

アフィリエイトサイトといっても個人レベルでの運営では太刀打ちできるものではなく、ほとんどが多くのヒトとカネを動かすことができる資本力を持つ組織で運営されています。

したがって個人的にはクレジットカード系のアフィリエイトサイトというのはSEO対策を学ぶ上で非常に良い教材の一つと考えています。

上杉

私自身も記事の書き方、サイト構造、デザイン、タグのつけかたなど色々なことを参考にさせていただいています

今回は、実際にクレジットカード系のアフィサイトが中古ドメインの活用をしている事例を石神が発見したので、その有効性と戦略について考察してみました

石神

自身が運営しているメディアサイトの調査をしていたところ偶然発見しました笑

中古ドメインは効果がある?

今回発見した中古ドメインで運用されているサイトはこちらです。

このサイトはドメイン運用歴は2年程度ですが、もともとNEXCOが運営するETC車載器助成金キャンペーンサイトであるため、ドメインパワーも高く評価の高いサイトであったことが予想されます。

このドメインでのサイトはウェブアーカイブによると2022年7月で一旦削除されていますが、2023年3月から再度現在のアクセスできるページとして復活しています。

助成金キャンペーンの終了月が2022年6月なので時期的にも一致しています。

現在のサイトは「ETC助成金の最新情報は?ETCの利用方法や車載器購入キャンペーンがわかる」というサイト名で運営されている通り、ETC関連の情報を発信しているサイトです。

ページ自体は3ページ程度しかありませんが、元々のNEXCOのページと同様のジャンルのため「ETC助成金」というワードで検索エンジンでの上位表示を達成できています。

このことから、元々運営されていたサイトと同じジャンルでのサイト運用においては中古ドメインを活用することはかなり即効性のあるSEO対策といえます。

中古ドメインをアフィリエイトサイトへ活用する方法

新規でホームページを立ち上げるのに中古ドメインを活用するかどうかを検討している方は多くおられるかと思います。

ただ、今回の例では実はこの中古ドメインのサイトはメインのアフィリエイトサイトへの被リンク対策として利用されていることがわかっています。

確かに中古ドメインのデメリットとして挙げられることとして

  • 悪い評価を引き継いでいる可能性がある
  • ペナルティを引き継いでいる可能性がある

など購入時にはわからず、しばらくたってから順位がいきなり落ちるということがあります。

今回の事例ではこういったデメリットへの対策として、メインサイトでは中古ドメインを使用せず、被リンク対策として活用するという戦略があることが予想されます

被リンク対策として一定期間運営した後、順位がいきなり下がるなどのリスクが少なそうであればさらにコンテンツを増やしていき、メインサイトと合わせて強力なSEO対策となりそうです。

ぶっちゃけ中古ドメインを使ったほうが良い?

結論としては中古ドメインでのサイト運用はSEO対策においてかなり有効な方法といえるでしょう。

また、メインサイトではなくサテライトサイトとして中古ドメインを運用することで中古ドメインのリスクを減らすこともできそうです。

ただし、中古ドメインを使ったほうが良いかと聞かれると将来的にどうなるかわからないというのが正直な感想です。

なぜかというと過去にも中古ドメインがSEO対策の上で有利な時代が有りました。

それは被リンクがSEO対策でかなり重要視されていた時代であり、被リンクがたくさんついた中古ドメインでサイトを運営することで有利にサイト運営を進めることができていた時代です。

しかし、そんな被リンクが有効であった時代も人工的な被リンク生成などの悪質なSEO対策が横行していたこともあり2012年のペンギンアップデートで被リンクのSEO対策への有効性が低くなりました

そんな歴史的な背景もあり中古ドメインの活用は一旦は落ち着いていたのですが、みなさん御存知の通り2020年頃のGoogleのアップデートでE-A-Tが重要視されるようになり、E-A-Tの1つである信頼をを評価する基準としてドメインの強さ、つまり被リンクの価値が高まったのです。

ただしGoogleの検索エンジンの進化によって低品質なページからの被リンクを判定できるようになったので、以前のように人工的に被リンクをつけるという対策はペナルティを受ける可能性があるので絶対にやらないでください。

その結果、大手企業などから被リンクがついた中古ドメインが改めて評価されるようになりました。

こういった流れから考えられるのは、将来的には中古ドメインの有効性は低くなると考えられますので今後何十年も運営していくつもりのサイトであれば中古ドメインは使わないことを上杉としてはオススメします。

短期的にブログなどでアクセスを集めて収益を得たいといった場合に関しては有効な手法だと思います。

その際には購入する中古ドメインがペナルティを受けていないかなど慎重に調べるようにしましょう。

中古ドメインの利用を検討されている方は、今回の調査方法などを下記のおすすめ記事でも紹介していますので参考にしてみてください!

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