Step By Work

大阪のホームページ制作会社

街の不動産サイトのSEO対策で物件情報ページは必要ない

Date: 2023.08.30
Update: 2024.01.05

執筆・監修

上杉 洋 Hiroshi Uesugi

1991年生まれ。 株式会社ステップバイワーク代表。 2013年に株式会社n.uを設立。 2015年にStep by workとして独立。 2021年株式会社ステップバイワークとして法人化。 HP制作/SEO対策/コンテンツ制作/動画制作/YouTube運用/写真撮/WordPressを全て一人でやります。

街の不動産サイトにおいて物件情報は必要ありません。
なぜならば、物件の件数や情報量でSUUMOやat homeに勝つことはできず集客を見込めないためです。

街の不動産会社が取るべきSEO対策は

  • その地域特有の情報
  • 物件探しの際に必要な専門的な知識

などのコンテンツを発信することで、ニッチなキーワードでのアクセスを獲得し、更に自分の主観的な意見や感情・経験を盛り込むことでホームページを見たお客様に自分のファンになってもらえるような手法がオススメです。

この記事では街の不動産サイトが取るべきSEO対策についてを紹介していきます!

難易度がめちゃくちゃ高い不動産SEO対策

上杉

ホームページに物件情報いらなくね、、、?

不動産会社のSEO対策をどうすべきかについて検索してみるといえらぶのブログが上位表示されていました。

その中にはSEO対策として

  • 物件情報をより多く掲載する
  • 物件の詳細情報もなるべく細かく入力する

ということが書かれていました。

一般的なSEO対策の観点としては間違っていませんが、街の不動産会社が行うSEO対策としては間違っていると断言できます。

なぜならば、街の不動産会社が物件の件数や情報量でSUUMOやat homeに勝ることは確実にできないからです。

また、いえらぶ等の大手物件ポータルサイトなどと連携したホームページ制作会社に依頼することで、自動で物件情報を掲載してくれるようなシステムを入れることで物件情報の追加や更新を自動化することもできます。

しかし、これでもSUUMOやat homeに勝ることはできませんし、他の不動産会社も同様のシステムを使っているのでホームページとしての差別化にはなりません。

では、街の不動産会社がどのようなSEO対策を取るのがよいでしょうか?

まずはSEO対策で取るべきキーワードの選定について説明します。

街の不動産会社が狙うべきキーワードとは

不動産サイトのビッグワードとロングテールキーワードの成約率と検索数についての図

上記の図は、下へ行くほど購入に繋がりやすいキーワードになっています。

この中で、

  • 具体的な物件名
  • 地域+物件種別

というキーワードに対してSEO対策で上位表示させるのは大手不動産会社が対策している領域のためほぼ不可能です。

したがって、街の不動産会社は「地域+あいまいなキーワード」で上位表示を狙うのが良いです。

これは一般的なSEO対策としてのビッグワードを狙うかロングテールキーワードを狙うかという話と同じです。

ロングテールキーワードは検索する人が少なく大手の不動産会社もそこまでキーワードとして重要視していない領域なので、まずはニッチなキーワードで検索エンジンからの流入を目指しましょう

次に具体的にどのようなロングテールキーワードで狙うべきなのかを説明します。

それは

  • 実際にその地域で生活してみないとわからない情報
  • 自分の得意ジャンルについての情報
  • 検索した時に大手がでてこないキーワード

の3つです。

①実際にその地域で生活してみないとわからない情報

実際にその地域で生活してみないとわからない情報については例えば

  • ○○の商店街を紹介
  • 実は○○花火大会がギリギリ見えるマンション
  • 災害の際に唯一水没しなかったエリア

などです。

②自分の得意ジャンルについての情報

自分の得意ジャンルについての情報については、みなさん他の不動産会社と比べて自社が選ばれる理由がなにかあるはずです。

  • 元大工なので地震に強い構造のマンションについての情報
  • 法律に詳しいため、契約のトラブル関連の経験談

などです。

③検索した時に大手がでてこないキーワード

検索した時に大手がでてこないキーワードについては実際に調べてみるしかないですが、

  • 大阪 川の近く マンション
  • トイレが2個あるマンション

など、かなりニッチなキーワードになります。

上杉

これらのキーワードでコンテンツを作る時に大切なのが、キーワードありきでコンテンツを作るのではなく、自分がいいと思った物件やお客様にとって役に立つと思うことや伝えたいことといった、経験や体験を元にするということです。
Googleのアルゴリズムもこのような個人の体験や経験は非常に重要視している傾向が高まってきています。

成約につなげるためには

最後にロングテールキーワードでアクセスされたとしてどのようにして成約に繋げるかということをお話したいと思います。

最初に述べたように、ロングテールキーワードでのアクセスというのは購買意欲が低いお客様が多いので物件名などでの検索と比べて成約には繋がりにくいです。

したがって、ホームページにアクセスしてくれたお客様にまずは自分のファンになってもらうことで

  • 「今度引っ越す時はこの人に任せてみよう」
  • 「この人なら安心して任せられそうだ」

と思ってもらえるように客観的な視点からコンテンツを作るだけではなく、主観的な視点や感情、経験をしっかりと盛り込んでコンテンツを作るという方法がオススメです。

業種は違いますが、弊社でもYouTubeで発信することで私自身の人柄や専門性を知ってもらいお問い合わせを獲得するという方法で集客をしています。

街の不動産サイトが参考にするべきサイト紹介

渋井不動産

渋井不動産様は大阪の不動産会社です。

  • スタッフの人柄を感じるの文章
  • 物件を魅力的に紹介する表現力
  • 写真家レベルの写真
上杉

全てが完璧すぎます、、、

以下が上位表示されているワードの1例です。

  • 中津 商店街
  • 松島新地 賃貸
  • 雑居ビル 住む
  • 星野リゾート ランチだけ
  • 四天王寺 蚤の市
  • 日本最古のトイレ
  • ガレージハウス 大阪
  • ガレージ倉庫に住む
  • 東三国 やばい
  • 内開き ドア
  • 3坪 店舗
  • 屋上に住む 賃貸

物件ファン

物件ファン様は不動産のポータルサイトです。

物件情報をメインで発信するのではなく、物件の魅力を写真とともに詳しく紹介しており大手不動産サイトとは違った視点から物件情報を知ることができます。

上杉

文章の書き方や写真の撮り方を真似できそう!

以下が上位表示されているワードの1例です

  • 古民家リノベーション物件
  • 海っぺり 物件
  • 古い洋館売り物件
  • 面白物件
  • 平屋 賃貸 リノベーション

goodroom journal

goodroom journal様はお部屋探しgoodroom様が運営しているインテリアに特化したメディアサイトです。

自社が強いインテリアというジャンルをクッションとして不動産サイトへの集客に繋げることができています。

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