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商品を売るためのホームページとは?その種類やビジネスモデルを解説!

Date: 2024.01.03
Update: 2024.01.03

執筆・監修

秋野 麗 akino

ライター。美容・化粧品、SEO記事、エッセイなどを執筆しております。

近年、インターネットの普及と共に、商品を売るためのホームページの重要性が高まっています。オンラインショッピングをさかんにする方は、日常的に商品を売るためのホームページを利用しているのではないでしょうか。

しかし、
「商品を売るためのホームページって聞いたことはあるけれど、意味はよくわかってない……」
「商品を売るためのホームページってどんな種類があるんだろう?」
「オンラインでモノを売ってみたいけど、商品を売るためのホームページについては知らないことばかり」
などといった疑問を抱いている方も多くいらっしゃると思います。

この記事では、商品を売るためのホームページの種類やビジネスモデル、メリット・デメリット等を解説します。

商品を売るためのホームページとは

商品を売るためのホームページはECサイトと呼ばれ、ECは、「Electronic Commerce」(電子商取引)の略です。
電子商取引とは、インターネットをはじめとする電子的なネットワークを利用して行われる、商品の売買を指します。

商品を売るためのホームページには、以下の2つの種類が存在します。

  • モール型ECサイト
  • 自社ECサイト

詳しく見ていきましょう。

モール型ECサイト

モール型ECサイトとは、様々なショップが一つのサイトに出店して商品の販売を行っているECサイトです。ECモールとも言います。その名の通り、ショッピングモールのような形態となっています。
例として、Amazonや楽天市場、ZOZOTOWNが挙げられるでしょう。

モール型ECサイトのメリットは、自社でドメインやサーバーを用意することなく、比較的簡単に出店できることです。また、大手のモール型ECサイトは集客力が期待できるため、認知されていないユーザーに購入される機会にも恵まれます

しかし、サイトのフォーマットが定められているため、独自のデザインによる自社ブランディングを行うことはできません。出店においては手数料もかかることに注意が必要です。

自社ECサイト

自社ECサイトは、自社でドメインやサーバーを用意して構築するECサイトです。モール型ECサイトと違ってデザインに制約がないため、こだわりを持って商品を売り出すことができます。独自のキャンペーンやポイント制度などを作ることも可能です。

一方で、集客とサイトの管理を自社で行わなければならない点に留意しましょう。

商品を売るためのホームページの主な4つのビジネスモデル

商品を売るためのホームページのビジネスモデルとして、次の4つが挙げられます。

  • BtoC
  • BtoB
  • CtoC
  • DtoC

詳しく見ていきましょう。

BtoC(企業と個人間の取引)

BtoCは、「Business to Consumer」の略です。企業から消費者に向けてモノを売る取引形態になります。

私たちが日常生活で利用するAmazonや楽天市場、ZOZOTOWNなどはBtoC ECです。

BtoB(企業間の取引)

BtoBは、「Business to Business」の略です。企業と企業の間で行われる取引形態になります。例えば、製品メーカーと卸売業者間の取引、卸売業者と小売業者間の取引などが該当します。

BtoB ECは、利用が会員のみに限られた、会員制のサイトが多いことが特徴として挙げられます。

CtoC(個人間の取引)

CtoCは、「Consumer to Consumer」の略です。個人と個人の間で行われる取引形態になります。

CtoC ECは、個人間が取引を行うために運営会社が提供するプラットフォームです。Yahoo!オークション、メルカリなどがCtoC ECとして有名です。

DtoC(企業から個人に対する製造直販)

DtoCは、「Direct to Consumer」の略です。企業が商品を自社製造し、個人に直接販売する取引形態となります。BtoCと違って仲介業者が存在しないことが特徴です。

この取引形態は、ECサイトの発展によって企業が自社サイトで商品を販売できるようになったことで生まれました。DtoC ECは、中間手数料が発生しないこと、顧客データを自社に蓄積できることなどがメリットとして挙げられます。

商品を売るためのホームページのメリット

商品を売るためのホームページのメリットとして、主に次の4点が挙げられます。

  • 時間と場所に制限されることがない
  • 販売方法にweb独自の工夫ができる
  • コストを抑えられる
  • 顧客のデータを活用できる

順番に見ていきましょう

時間と場所に制限されることがない

商品を売るためのホームページにおける販売は、実店舗における販売と違って、場所や営業時間に縛られることがありません。ユーザーはどこにいても、好きな時にサイトにアクセスして、自由に購入できます。

日本に限らず、世界中に商圏を広げられるのは、ECサイトの大きな魅力と言えるでしょう。

販売方法にweb独自の機能が使える

販売方法にweb独自の機能を使うことで、売上アップを目指せます。
代表例として、次のようなものが挙げられます。

  • 定期購入・セット販売機能
  • クーポン機能
  • 関連商品の紹介
  • シークレットセール機能

こうした機能は、ユーザーの購買意欲を刺激できる効果的な施策です。

コストを抑えられる

実店舗と比較して、商品を売るためのホームページはコストを抑えた販売ができます。
店舗販売ならば発生するはずのテナント料や光熱費、人件費が発生しないからです。
商品を売るためのホームページにも初期費用や運営のためのコストは発生しますが、店舗販売よりは安い値段で抑えられます。自社ECサイトならば、無料で始めることも可能です。

顧客のデータを活用できる

一般的な商品を売るためのホームページでは、購入の際に会員登録が必要となります。年齢や性別、居住地などのデータが手に入るため、マーケティング分析に役立ちます。

また、どの商品を何分閲覧したのか、実際にカートに入れた商品はどれか、といったユーザーの行動を把握することも可能です。これらのデータを使って、商品を売るためのホームページを改善できます。

商品を売るためのホームページのデメリット

商品を売るためのホームページのデメリットとして、主に次の3点が挙げられます。

  • 自社ECサイトの場合、知名度がないと苦戦しやすい
  • 競合が多い
  • ユーザーとのコミュニケーションが難しい

順番に見ていきましょう。

自社ECサイトの場合、知名度がないと苦戦しやすい

自社ECサイトで商品が売れるためには、知名度が必要です。企業名やブランド名、商品名がさかんに検索され、商品を売るためのホームページへの流入が見込めるようでなければ、スムーズに売上を伸ばすことは難しいです。

web広告やSNSを活用して、地道に知名度を上げる努力をしなければなりません。ネット上で認知を拡大するのはそう簡単なことではなく、店舗販売の場合よりも売上アップに時間がかかることが多いです。

知名度に自信のない場合は、ユーザーに見つけてもらいやすくするために、モール型ECサイトに出店することがおすすめです。

競合が多い

商品を売るためのホームページは市場規模が大きく、商圏も広いことから、必然的に競合が多くなります。
世界中に存在する競合の商品と、値段や質、デザイン等を比較されます。そのときに選ばれる商品でなければ、売上を上げることは厳しいでしょう。

特に深刻なのが価格競争です。ユーザーはネット上で商品の最安値を簡単に把握できるため、価格競争が激しくなります。

価格競争に巻き込まれずに売上を伸ばすためには、質の良さを追求し、独自の付加価値のある商品を提供する必要があります。

ユーザーとのコミュニケーションが難しい

ユーザーはサイト上で、画像と文章のみで商品を判断しなければいけません。店舗販売ならば実物を見て、店員から説明を受けられることに比べれば、どうしても誤解が生じやすくなります。これがクレームや返品が起こる原因の一つです。

特に洋服や靴は、試着ができないため、サイズ感がわかりません。実際に届いて着てみたら、サイズが合わなかったので返品したい、ということは頻繁に起こります。
返品をめぐるトラブルを未然に防ぐために、返品における規定をしっかりと定めることが必要です。

自社ECサイトの構築におけるシステム5選

モール型ECサイトは、あらかじめテンプレートが用意されているため、比較的簡単に出店することが可能です。対する自社ECサイトは、一からサイトを構築する必要があります。

自社ECサイトを構築するためのシステムとして、次の5つが挙げられます。

  • ASP
  • オープンソース
  • クラウドEC
  • ECパッケージ
  • フルスクラッチ

順番に見ていきましょう。

ASP

ASPは商品を売るためのホームページを構築できるwebアプリであり、サーバーを用意せずに運営ができます。手軽かつ短時間で作れるため、初心者の個人が作成するときにおすすめです。

サービスは無料と有料の2種類があります。無料の場合はカスタマイズや機能等に制限がかかるため、より自由に使いたい場合は有料を選ぶ必要があるでしょう。有料の場合は、初期費用が数千円から数万円程度かかり、ランニングコストも数万円程度かかります。

オープンソース

オープンソースは、ソースコードが公開されているため、誰でも自由に無料で使用できるサービスです。プログラミングの専門知識がなくても、ダウンロードしてすぐに始められます

また、オープンソースは技術力次第で好きなようにカスタマイズできます。
技術がない人がカスタマイズなしで手軽に始めることもできるし、反対に技術力がある人がカスタマイズを極めることができる。それがオープンソースの魅力と言えるでしょう。

クラウドEC

クラウドECとは、クラウド上でサイト運営ができるサービスとなります。
サーバーが不要な点はASPと同じですが、クラウドECはASPよりも幅広いカスタマイズが可能です。また、セキュリティ面の安全性が高い点もメリットとして挙げられます。

しかし、クラウドECは初期費用が最低でも500万円は必要です。目安として、EC年商が1億円未満の場合はASP、1億円以上である場合はクラウドECの導入を考えましょう。

ECパッケージ

ECパッケージとは、商品を売るためのホームページ構築に必要なものがすべて完備され、パッケージ化されたサービスとなります。自社システムと連携できるため、在庫や物流の管理をスムーズに行うことが可能です。カスタマイズも比較的自由に行えます。

しかし、ECパッケージもやはり費用が高額であり、クラウドECと同じくらいはかかると見ていいでしょう。

フルスクラッチ

フルスクラッチとは、一から自社で商品を売るためのホームページを作る手法となります。
どんなカスタマイズもシステム連携も自由自在であり、自社の求めるものをすべて満たした商品を売るためのホームページを作れます。

初期費用は最低でも1000万はかかるため、予算も人材も潤沢にある大企業向けです。
フルスクラッチの手法でECサイトを構築し、運営している代表的な大企業として、UNIQLOとZOZOTOWNが挙げられます。

まとめ

本記事では商品を売るためのホームページの種類や主なビジネスモデルから、メリット・デメリット、自社ECサイトの構築方法まで紹介しました。
オンラインショッピングがさかんとなっている今、ECサイトの役割は非常に重要です。この記事をきっかけに関心と理解を深めていただければと思います。

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