GoogleのSGEが2024年にはどうなるのか?【SEOが終わる?】
2023年にGoogleがSGEを発表しSEO業界は大混乱に陥りました
この記事では2024年は果たしてSGEによってSEOが終わってしまうのかを予想してみます
結論、SGEには
- 生成には時間がかかる
- 自動生成の回答はなんとなく嫌
- 回答は信頼できるのか
- コンテンツのクオリティが下がる
などの問題点があります
以上のことからSGEが広く普及して検索に取って代わられる可能性は低くSEOの重要性はこれからも変わらないと考えられます
SGEは2023年にGoogleが発表し、現在は試験運用中になっています
通常検索バーに知りたいことを入力するとWebページの一覧が表示されていました
SGEの登場によりこれまでの検索結果よりも上に検索した内容に対する回答が自動生成されるようになりました
弊社も含めWebページを作成している人にとってはあまり好ましいアップデートではありません
なぜならばユーザーが知りたいことをSGEで解決してしまうとWebサイトから得られる広告収益やその先のお問い合わせなどが減少してしまうことが予想されるからです
したがってSGEの発表は2023年、SEO界隈の人々を混乱させる結果となりました
目次(読みたい所をクリック!!)
2024年のSEOはどうなる?
先程述べたようにSGEはまだ試験運用中ですが、おそらく2024年中には正式に運用が開始されると予想されます
現在のSGEではギャンブルやアダルトなど一部のトピックを除いてほとんどすべての検索結果に表示されています
では今後SGEの拡大によってSEOは衰退していくのでしょうか?
様々な意見がありますが、SEOがまだまだWebマーケティングにおいて重要で有り続けるというシンプルな理由の一つに、SGEはそこまで普及しないだろうという説があります
今回はその普及しないだろうとされるいくつかの理由について紹介します
その1:SGEの生成には時間がかかる
Googleで何かを検索した際に、SGEが表示されるには3~10秒ほどかかります
Webページで5秒以上読み込みに時間がかかると90%以上の人が離脱してしまうと言われているように、検索に対する回答の生成が遅すぎるとSGEはあまり活用されないでしょう
しかし、発表当初よりは生成時間もかなり早くなってきているので現在は回答の精度と生成時間のバランスを調整中である可能性もあります
その2:自動生成の回答はなんとなく嫌
これは個人の感覚になってしまうのですが、自動生成された回答ってなんとなく素直に受け入れにくくないですか?
例えば、梅田でおいしい居酒屋を探したい時は自動生成された回答よりもお酒大好きな人が書いているブログ記事のほうがなんとなく信頼できる気がしますよね
それはやはり、多くの疑問は数学のように完璧な回答があるものではなく性別や年齢、生まれ育った文化の違いによって好みが異なるからであると思われます
したがって食事をしたことがないAIによる意見よりも自分に近しい属性の人間からの意見のほうが聞き入れやすいというのは自然なことだと思います
Googleももちろん個人の意見や体験が重要であるということはわかっているので、これらが重要なジャンルにおいてはSGEを提供しないなどの措置を取る可能性が高いでしょう
その3:自動生成される回答の間違い
自動生成された回答にはしばしば間違いが含まれる可能性があります
例えばChat GPTで質問をした場合に
- 走れメロスの主人公が人質になった
- 単純な足し算を間違える
などの単純に間違った回答がかえってくることもあります
Googleも間違った回答を生成することによってユーザーが不便に感じてしまい、他のブラウザにシェアが奪われることを危惧しているためSGEが間違った回答を出してしまう可能性が高いジャンルではSGEを提供しない可能性が高いでしょう
SGEの回答が信頼できるかどうかについてはGoogleも公式ドキュメントで「Known limitations」として記載をしています
その4:コンテンツのクオリティが下がる
SGEの回答がほぼすべての検索に対して回答を提供するようになった場合、弊社のように情報を発信しているWebサイトはアクセス数が大幅に減少することが予想されます
そうなると、そもそも情報発信のコストに対して対価が無いため良いコンテンツを作ろうという人は減り続けるでしょう
SGEによる回答の自動生成は大規模な言語モデルを学習することにより成り立っているので、Web上に学習する情報が無くなってしまうと回答のクオリティもどんどん下がってしまいます
このように、SGEが流行りすぎると
- コンテンツの質が低くなる
- 回答の精度が低くなる
- コンテンツの質が低くなる
- 回答の精度が低くなる
- 、、、、
というスパイラルに陥るため、Googleも慎重にSGEを提供したいと考えているはずです
SGEにより価値のある情報を提供するためにも質の高いコンテンツ作りをしていきたいですね